K市、impression(というより観光だな)
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喪失の旅でもあった。
旅行記はとしては天気も良くてうまいもの食べて、写真をいっぱいとって、満足いくものであったと書けばいいことだけど、二十数年ぶりという時間は、そんなものではなかった。そもそもそんな遠い記憶だから曖昧になって当然なのだろうが、あまりに自分の記憶とは時間が違っていた。
旅の最後に今思えば自分の若き華々しい時代だったろう町を訪れてみた、とっくに無くなっているだろう思っていた交差点角のデニーズが残っていた。外観はおぼろげな記憶となんとか一致できそうだった。
市役所、これはそのままの建物、一瞬ではあるが当時に戻ったようにさせた、これは何だか幸先がいいなあと、車を先に進めた。
その先も何だか見覚えはあるのだが、何十年ぶりにあった友達のようで知らない他人にどことなくなっているような、飾り気のなかった記憶の風景の上にケバケバしく店のディスプレイが飾られているようでどうも落ち着きのない街の風景に変わっていた。
でも毎日乗り降りしていた駅数十メートル周辺だけはどうにか先ほどの市役所同様に、一瞬ではあるが昔の自分にかろうじて戻れた。過去に戻れるってことは可能なのだ。そんあK駅は健在であった。思い出探しもいいもんじゃないだろかと思えてきて本題のアパートへ。
ところが住んでいたアパート周辺には、どこどう行こうとしても行けないのであった、このあたりから左折していけば・・・道がないのである。ともかくしかなくこのあたりかと記憶にない路地を無理やり入ってみても自分の記憶を呼び戻すものなどなくオーバーに言えば建物のジャングルを彷徨っているだけで、いっこうに自分の行きたい目標に近づけない、それならば確かあのルールもあるじゃないかと遠回りして別の道から再度アパート方面へアタックするも、最初はなんだかここは確かと・・・記憶があるのだが、いつしか訳のわからないところに出た。日も暮れ始めて心細さ出てきた。
Nikon D300
車を停めて、道端で話していたお年寄りにどうやって行けばいいの聞くが、どうやら駅裏の再開発で僕の住んでいたアパート周辺は消えてなくなったらしい。
つまり、駅裏再開発で昔から建っていた住宅、アパートはもとより道路ごと取りつぶしそこに新たに道路を造り、大型・小型マンションを建て、建売、アパートとその上に造ったらしい。
言い換えれば自分の記憶にあるアパート周辺は消滅してしまったのである。第二のふるさとともいえるそんな思いの記憶の地が喪失してしまったのである。
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Nikon D300
もしからしら、思ってるいるよりも若くはないのではないか、そんな小旅行であった。早朝の出発前から何やら外は雷・雨の気配。
果たして行けるのだろうかと、越後と関東の天気の違いがあるのを信じて出かけたのであったが、まだ薄暗い高速道路では雨が当たり、
遠くでは雷も落ちた。「こんな日に何で出かけてねばなるらんのか」と心では思っても、口にはださず。心強かったのは同行してくれてた旧友T君がいたからでもあった。
そんな状況も、長い関越のトンネルを抜けるとそこは、季節がひとつ違っているような暖かそうな風景だった。
昼は昼とて川越はうなぎの名所らしく、「小川菊」へ、前もった情報では行列できる店らしく、これは開店前に行かねばと、開店時間11時前から喫茶店でコーヒーを飲み長距離運転慰労もかねて時間をつぶし、
やっとこさ、新潟からハルバルやってきたうなぎ屋小川菊、T君と並び一番乗りでホッとして改めて店先から空を見上げると新潟ではここ最近拝んでいないような青い空。
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