山の温泉
Nikon D300
雨である、気温もぐっと下がった。仕事帰りに、こんな日は温泉
に浸かりたくなり近場の温泉へと向う。
頭の中で温泉に浸かって何も考えず温まりつつぼーと天井を眺めている自分を想像しながら、暗くなり始めた空のもと山方向に車を走らせてのだった。
入湯料2百円、「こんばんは」とおばちゃんが声をかけてくる。これだよこれ、人情温泉だなと喜んで中に入る。湯船以外はシャワーもなければ、風呂の椅子だってない、まさに昔の風呂屋の風情があったそんな温泉である。
だから体を洗ってしまうと湯船につかるしかなにもないのである。最低20分は浸かっていようと決めたものの、その間は当り前のように湯船につかって幸せを感じるはずだったが、これが予想を裏切るかのように、ボーとして無の境地というより、ともかくジッとしていられない自分の性格である。体を揺さぶったり、足首を動かしたり、足をあげたりあっち見たりこっち見たり、はたまた、他の入浴者の会話に耳を傾けたりして、ボーと天井を眺めているどころではない20分であったけど、癒されたのは間違いない。
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